中国語文法 重ね型の表現方法
形容詞を重ねる場合「単音節」「二音節」には一定のルールがあります。中国語文法の形容詞重ね型を解説
中国語文法 重ね型の表現方法
『形容詞の重ね型』の文法解説
中国語文法では形容詞を重ねる場合、一定のルールがあります。
「単音節」の形容詞と「二音節」の形容詞とでは、重ね型が異なります。 また『形容詞の重ね型』の意味は「大変・・・」といった強調の意味合いが含まれます。
つまり「很(hen3)」を使用した際と、意味は同じなのです。
ただ、形容詞を重ねて言う方が、話し手がより状況を感情的に表現していると聞き手は感じます。
なお「形容詞を重ね型」にした場合は語尾に「的」を置く必要があります。
では、実際に例文を解説します。
単音節 :孩子 的 眉毛 黑黑 的(hai2zi3 de mei2mao2 hei1hei1 de)日本文に訳すと「子供の眉毛はすごく黒い」の意味となります。
「黑」は単音節のため、そのまま同じ語句を重ねて「黑黑」となります。 この重ね型を「AA型」とします。
単音節形容詞の重ね型「AA型」で、他には「好好(より良く)」や「高高(より高く)」「长长(より長く)」などがあります。 「AA型」には一文字で表現できる形容詞が多く使用されます。
また「很」を使用して「孩子 的 眉毛 很黑」としても、 意味は例文と同じです。
二音節1 :教室 干干浄浄 的(jiao4shi4 gan4gan4jing4jing4 de)日本文に訳すと「教室はすごく清潔です」の意味となります。
「干浄」は二音節形容詞のため、同じ語句を重ね「干干浄浄」となります。
この重ね型を「AABB型」とします。
二音節形容詞の重ね型「AABB型」で、他には「高高兴兴(喜ぶ)」や「平平安安(穏やか)」「清清楚楚(はっきりしている)」などがあります。
「AABB型」は二文字の形容詞語句を分けた場合、意味の通じない形容詞が使用されます。
例えば「平」と「安」を分けた場合、「穏やか」と言う意味にはなりませんし、意味をもなしません。 また「很」を使用して「教室 很干浄」としても意味は例文と同じです。
二音節2 :他的 手 冰凉冰凉 的(ta1 de shou3 bing1liang2bing1liang2 de)
日本文に訳すと「彼の手はすごく冷たい」の意味となります。
「冰凉」は二音節形容詞のため、同じ語句を重ね「冰凉冰凉」となります。 この重ね型を「ABAB型」とします。
二音節形容詞の重ね型「ABAB型」で、他には「雪白雪白(すごく白い)」や「笔直笔直(すごく真っ直ぐ)」などがあります。 「ABAB型」は二文字の語句を分けた場合、意味の通じる形容詞が使用されます。
例えば「雪」と「白」を分けた場合、「雪」と「白い」と言う意味になり、意味をなします。
また「很」を使用して「他的 手 很冰凉」としても意味は例文と同じです。
なお「ABAB型」の場合、始めの「AB」を強く発声します。