中国語文法 助動詞″在″の使い方
″在″を使用して、特定の人や物事の存在を表現する中国語文法を解説します。
助動詞″在″を使用して人/事物の所在を表現する
人/事物の所在を表現する助動詞″在″の文法解説
前に
存在、所有、所在を表現する″有″
の『文法要点』で解説した通り「有」構文では「特定の人/物」を使用することができませんでした。
「特定の人/物」が「○○にいる」などを表現する際には「在」構文を使用します。
人や事物の所在を表現し、所在の主体は″在″の前に置かれ、所在の場所は″在″の後ろに置かれます。
否定は過去も未来も″在″の前に「不」を置くことで表現できます。
「在」も「有」も意味は「います/あります」です
しかし「在」構文の場合、所在の主体は″在″の前に置かれます。
一方、「有」構文の場合、所在の主体は″有″の後ろに置かれることに注意する必要があります。
では、実際に例文を解説します。
基本文:鈴木 在 大学里(ling2mu4 zai4 da4xue2li3)
日本文に訳すと「鈴木さんは大学にいます」の意味となります。
「特定物(鈴木)」+「在」+「場所(大学里)」の文法になっていますね。
また「大学」は「大学」の意味しかなさないので「方向詞」の「里」を後ろにつけて場所であることを表現します。
日本文に訳すと「鈴木さんは大学にいません」の意味となります。
否定文なので「在」の前に「不」を置けば良いですね。
日本文に訳すと「鈴木さんは大学にいますか」の意味となります。
一般的な「吗」疑問文ですね。
日本文に訳すと「鈴木さんは大学にいますか」の意味となります。
「反復疑問文」は「肯定文」の後ろに「否定文」を置けば良いですね。
なので「肯定文(在)」の後ろに「否定文(不在)」を置けば問題ないですね。
人/事物の所在を表現する″在″の文法要点
「不在」と「没在」の違い
否定文で「不在」を使用しました。では「没在」は使用しないのかの疑問があると思います。
「不在」は「人/物の存在」を否定表現します。
「没在」は「行動の進行」を否定表現します。
これは「進行形″正″″在″″正在″」で
解説します。